「中の人」の「ハルムス」を3つのキーワードで読み解く

「中の人」の「ハルムス」を3つのキーワードで読み解く


 客野支配人

 

 春日部ハル。
新生ナナスタの記念すべき1人目のアイドルにして、777SISTERSのセンター。

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かわいい。

 

 

天堂寺ムスビ。
ハルに続く2人目のナナスタのアイドルで、ハルやナナスタを陰に陽にと支える苦労人。

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かわいい。

 

 

 

 

明るく熱いハルと、冷静でしっかり者のムスビ。好対照な2人は、これまで色々なところで、777SISTERSの、また、ナナシスの中心キャラクターとして、ナナシスを引っ張ってきました。例えば、コンプティークナナシスが初めて表紙を飾ったとき、選ばれたのはハルとムスビでしたし、キラチュナの冒頭で、始まりの「1」を担ったのはハルで、終わりの「12」を担ったのはムスビでした。

ハルがみんなをぐいぐいと引っ張るならば、ムスビはそれを時に抑え、時に助ける。物語が困難な方向に進んでいっても、助け合い、補い合う2人の姿に確かな絆を感じた支配人は、2人を「ハルムス」と呼んで応援してきました。

しかし、ハルムス愛好者には公式からの供給がなかなかなされませんでした。
そもそも、2人は違うユニットに所属しています。例えばムスビの所属するNi+CORAは、スースとムスビの2人しかおらず、非常に固い絆で結ばれています。スースはムスビのことを「マイシスター」と呼び、ムスビも自由奔放なスースを実の妹のように可愛がっています。
スースの家庭環境は複雑で、「スース」という愛称にも実は秘密があったりして、スームスはスームスで非常にエモいのですが、スームスが目立てば目立つほどハルムスの影が薄くなるという辛いジレンマを抱えています。


もっと悩ましいのが九条ウメさんで、いや、あの方ハル好きすぎでしょ。「かしゅかべ」というパワーワードを生み出すほどメロメロなウメ、それに気づいてか気づかないでか、サラリと流すハル。4Uをめぐるエピソードで、ムスビと対立しながらも、ハルは4Uについて熱く語ったりもしてましたね。ハルウメ、さらにはエモムスなんかもあったりはして、これはこれで非常にエモいのですが、ハルウメやエモムスが目立てば目立つほどハルムスの影が薄くなるという辛いジレンマを抱えています。


さらにやばいのがハルニコです。…ハルニコ?そう、ワールドエンドやスタートラインで手を伸ばし合うような合わせ絵になっているハルとニコルは、アイドルというものについて、時系列は違いながらも、悩み、挑み続けています。時空を超え、互いに高め合うその関係はさながら少年漫画のようで、めちゃくちゃかっこいい。今回主に取り上げる『Tokyo7thSisters COMPLETE MUSIC FILE』でも、並び立つ2人が表紙になっていますね。CPの限界を超えようとするハルニコは、これはこれで非常にエモいのですが、ハルニコが目立てば目立つほどハルムスが以下略。

この他にも、KARAKURIちゃんやハル☆ジカ(ちいさな)などいろんな人たちとのいろんな関係があって、妄想が膨らむのはCP厨として大変喜ばしいことなのですが、関係が多様になればなるほどハルムスが見えにくくなっているという現状でもあります。
 ハルムス愛好者は、エピソード内のちょっとした会話の一節をわずかなヒントとして尊みを深めていますが、「王道CPなのに公式供給が少なすぎる…」というのがちょっとした悩みになっています。

 でも、暗い話ばかりではありません。今回紹介する「中の人」、要するに声優さんのことですが、彼女達は、そんなゲーム内でのハルムス供給の少なさを補って余りあるほど、芳醇な尊みをもたらしてくれます。


 「えっ、ちょっと待ってよ。キャラクターと中の人は違うでしょ?」


 ええ、確かにそうです。あくまでキャラクターはキャラクターであって、声優さんは声優さん。これを安易に混同することは厳しく戒められることでしょう。
 でも、声優さんがキャラクターとシンクロし、思わぬ化学反応を引き起こすことも少なくありません。演技の仕方や歌い方に変化が出たり、ライブでパフォーマンスをしたりすれば、それはキャラクターにも大きな影響を与えるのではないでしょうか。

 声優さんは、キャラクターの全てではありません。

 でも、キャラクターの一部ではあります。
 
 だから、私は、キャラクターの一部として声優さんを考えることは必ずしも全否定されることではないと思っています。もちろん、嫌な人に無理矢理勧めることはしません。あくまで好きな人が楽しめばいいと思っています。
 でも、もしこれを読んでくださっているあなたが、そういう考え方に抵抗がなくて、ちょっと知ってみたいと思ってくださるならば、ぜひぜひ1度沼を覗いてみてほしいと思います。この雑文がその一助となれば幸いです。


 さてさて、前置きが長くなりました。今回のお題は「「中の人」の「ハルムス」を3つのキーワードで読み解く」です。さっそく見ていきましょう。

 まずは、中の人のお二人について簡単に紹介します。


 春日部ハル役の篠田みなみさんは、1994年6月3日生まれの23歳。出身は千葉県。身長は147㎝と小柄ながら、ダンスを幼少時より習っており、ダンスの切れは抜群。ナナシスライブでいえば、久遠寺シズカ役の今井麻夏さんとともに「ダンス番長」の異名をとります。実はダンサーやミュージカル俳優に憧れていたが、身長のハンディを感じて声優になったそうですが、ラジオで語られた、「「ナナシスライブの篠田みなみさんを見てダンスを始めた」という手紙をもらった」というエピソードを思うと、とてもドラマチックです。代表作は木幡真琴(「ふらいんぐうぃっち」)、町京子(「亜人ちゃんは語りたい」)など。ラジオは「大地・みなみのカレーチャーハン」「篠田みなみ・指出毬亜のちぐはぐ。」など。

篠田みなみ | VIMS -ヴィムス-

 

 天堂寺ムスビ役の高田憂希さんは、1993年3月16日生まれの24歳。偶然()にももうすぐお誕生日なので、Twitterの動向を見逃さないようにしたいですね。出身は福岡県北九州市で、なんと北九州観光大使も務めています。ナナシスのイベントではあまりやりませんが、「やる気と元気はゆうきから」から始まる一連の挨拶を武器に、バラエティーやイベントでも大活躍です。代表作は涼風青葉(「NEW GAME!」)、依田芳乃(「アイドルマスター シンデレラガールズ」)など。ラジオは「高田憂希・千本木彩花のしゃかりきちゃん」「フレッシュたかまつ」など。「武装少女マキャヴェリズム すくすく矯正するらじお!」は「第4回アニラジアワード<えっちなラジオ賞>」にノミネートされています。

mausu.net

 

 お二人とも人気真っ盛りの売れっ子ですが、意外なことに共演はほとんどありません。絡みが多いのは「温泉むすめ」で、同じユニットに所属していますが、ほんとそれくらいで、篠田みなみさんの呉織あぎり役就任で話題を呼んだ「きららファンタジア」も、ゲーム内での絡みはほとんどないと思います。

onsen-musume.jp

 

これも「中の人ハルムス」の特徴です。共演が少ないため、お二人が語ることの多くはナナシス中心になる。「温泉むすめ」での対談にも、ナナシスのことだと思われる個所が存在しています。
 なお、私は篠田みなみさんと高田憂希さんのお二人の関係を、上のように、ナナシスやハルムスと関係ない文脈で「中の人ハルムス」と書くことがありますが、これは、①「篠田みなみさんと高田憂希さんのお二人の関係」といちいち書くと、くどく感じられるから、②別の略称もうまいのが思いつかない(だーゆき…?)から、という理由に過ぎません。そこに過剰な意味はないことを、あらかじめご理解いただけるとありがたいです(あと、これも蛇足なのですが、敬語表現が統一されていないことがあります。これは私の国語力の問題なのですが、これもご寛恕いただきたく思います)。

 ナナシス関連でもお二人が参加した対談やインタビューは多いです。代表的なのはリスアニのこれ↓でしょうか。

「Tokyo 7th シスターズ」春日部ハル役・篠田みなみ&天堂寺ムスビ役・高田憂希&茂木伸太郎総監督スペシャル鼎談! – リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

 総監督の茂木さんとともに、たくさんのことを語っています。
 『Tokyo7thSisters COMPLETE MUSIC FILE』の対談は、3rdLIVEまでの過去を概観し、メモリアルライブなどの未来を展望するという意味で、これらの延長線上にあり、1つの集大成であるといっていいでしょう。本稿では、野暮ではありますが、3つのキーワードを設定することで、この対談の解説のようなものを行い、中の人ハルムスの奥深さを知っていただこうと思います(なお、文の後に記したページ数は、『Tokyo7thSisters COMPLETE MUSIC FILE』でそのことが書かれているページ数です。適宜参照してくださればと思います)。

app.famitsu.com

 

 中の人ハルムスを考える1つ目のキーワードは「初めて」です。
 実は、篠田みなみさん、高田憂希さんともに、声優になって名前がついたキャラクターを演じたのは、ナナシスが初めてでした(p.60)。篠田さんにいたっては、レコーディング自体が初めてだったそうです(p.62)。初めて演じた役に4年以上付き合っていくことになるというのは、特別な経験だと思います。
「ふたりとも初めて名前のある役を同じコンテンツでもらって、ほぼ同じスタートラインで。そこからお互いに色んな道を歩いてきて、『温泉むすめ』でまた合流した時に感じましたね。「成長した」なんて言うと上から目線でおこがましいですけど、“篠田みなみ”としての芯みたいなものができあがっているなって。」(「『温泉むすめ』声優ペアインタビュー第4回:高田憂希草津結衣奈役)×篠田みなみ(道後泉海役)」より)
これは「温泉むすめ」のインタビューですが、ナナシスで出会い、温泉むすめで2度目の交錯を経験したお二人が、次はどの作品で交じり合うのかには、(主に私の)関心が非常に集まっています。
「スタートライン」という言葉にも注目したいですね。ご存知の通り777SISTERSには「スタートライン」という曲がありますが、これには次のような歌詞があります。
「いま涙がこぼれたら 胸の花にそれを撒くんだ ほら 誰かが描いた線 僕ももう行かなくちゃ 行き先が違くても 信じたらまた会えるよ 君だけのスタートライン」
 「ほぼ同じスタートラインで。そこからお互いに色んな道を歩いてきて、『温泉むすめ』でまた合流した」という部分を読んだ時に、「行き先が違くても 信じたらまた会えるよ 君だけのスタートライン」という言葉がぴったりと重なっているように思いました。もちろん偶然なのでしょうが、こういうところに「おっ」と思います。
 2度目の「スタートライン」。2度目の「初めて」。
 偶然といえば、p.61の写真も驚きました。先述した、ナナシス初の「コンプティーク」表紙と似た構図なのです。もちろん細部が違いますし左右も逆なのですが、これも「2度目の「初めて」」だったらいいなあ、というそういう妄想をしていました。 

https://www.amazon.co.jp/コンプティーク-2015年11月号/dp/B015H35RSE


 構図の類似性についてちゃんとしたことを言えば、ライブ前のカウントダウンは1stライブから同じ構図です。果たしてメモリアルライブのカウントダウンでも見られるのか注目したいところですね。

 

 

 

 2つ目のキーワードは「バイオリズム」です。
これはp.67で言及されていますが、要するにライブでの2人の対照的な心情です。色々なラジオやインタビューでも言及されていますが、ここで改めてまとめてみましょう。
 1stライブでは、「だーみなが、すごく不安なんだって話をしてくれた」(高田さん、p.64)とあるように、篠田さんが不安を感じ、高田さんに頼るという関係だったそうです(篠田さんは忘れているようですが(同上ページ))。高田さんはそれに対して「ムスビとしても高田としても、だーみなを支えたい!ってすごく思った」(同上ページ)。
 しかし、翌年の2ndライブは、「すごくハルに支えられたライブだった」(高田さん、p.66)と語るように、ハル=篠田さんが高田さんをサポートしたようです(ちなみに篠田さんのいう「ラジオ」(同上ページ)は、「ラジオどっとあい きりんとレモンとひまわりと高田憂希」のことだと思われます)。
 実は、2ndの4か月前(4月21日)にナナシス初のLINE LIVEが行われたのですが、その際は篠田さんと高田さんのお二人がパーソナリティで、高田さんが主な進行役でした。もうネットの海にさえデータがなく、正直細部の記憶もおぼろげなのですが、1つ鮮明に覚えていることがあります。
番組の最後に、放送の感想を聞かれた高田さんが、「進行が不十分だった」と涙ぐんだのです。「自分はムスビとしてハルを支えなければならないのに…」と謝り、篠田さんが「そんなことないよ」と慰めていました。


「(篠田さんは――引用者)1stライブから2ndライブの間で変わったなって気がします。1stライブのときは一緒に横に並んで頑張ろうってイメージだったけど、2ndライブだと行きたいところに引っ張って行ってくれてる感じ。」(高田さん、p.66)とありますが、2ndライブ前後は、お二人の関係がまた変化した時期だったと言えるでしょう。ナナシス屈指の名エピソード「ワン・ステップ・フォワード」が公開されたのは、ちょうどそのLINE LIVEと同じ4月21日でした。ムスビが葛藤していたのと同じころに高田さんも葛藤していたのかもしれないと思うと、不思議な運命を感じます。
 その後、高田さんはLINE LIVE第12回では瀬戸ファーブ役の広瀬ゆうきさんや上杉・ウエバス・キョーコ役の吉井彩実さんに「頼れる」と評されるまでに至りました。高田さんの努力が感じられます。
2.5を挟んで、3rdライブでは、また状況が一変します。ミスをしてしまって、「憂希ちゃんに「もうダメかもしれない」って言っ」(篠田さん、同上ページ)た篠田さんと、それをフォローした高田さん。実はここまでは3rdライブ直後の「カレーチャーハン」で聞いており、知っていたのですが、その高田さんも実は角森ロナ役の加隈亜衣さんに助けられていたんですね(p.67)。
 3rdライブの目玉の1つが「ハルカゼ」だったのは言わずもがなですが、この曲にはハルのソロパートがあります。2.5から続く被せ減の歌パフォーマンスかつほとんどこれまでなかったソロパート。それだけで既に大きな重圧だと思いますが、さらにその前でミスをしてしまったとなると、その時の篠田さんの心境は想像もつきませんね。結果として3公演とも成功させたわけですから、高田さんの助けは非常に大きかったと言えるでしょう。
1stでは高田さんが篠田さんを助け、
2rdでは篠田さんが高田さんを助け、
3rdでは高田さんが篠田さんを助けた。
 非常に不安定な、だけど決して不快ではない揺らぎです。どちらかがどちらかに一方的に依存するのではなく、互いに支え合ってここまで来ているというのが非常によくわかる関係だと思います。
「そろそろ一緒に上がりたいよね(笑)。」(高田さん、p.68)と語りますが、さて、メモリアルではどうなることやら。

 

 最後のキーワードは「今ある日常に圧倒的感謝」です。ワードというかセンテンスですが、まあ、気にするな。
ナナシスでの交流は多いお二人ですが、既に述べたように、それ以外での交点は決して多いとは言えません。共演策の少なさに始まり、性格もかなり違う(p.64など)ようだし、お二人がお互いを(高田さんが篠田さんについて)「変わった」(篠田さんが高田さんについて)「変わっていない」と評価するように、歩み方も一定ではないです。お二人ともツイッターをされているのですが、ツイッターでの投稿も、お互いについてのパーソナルなもの(「○○ちゃんとデートしてきた」報告とか、リプライをめっちゃ送り合っているとか)は非常に少ないです。こういうところを見ると、支配人ではない人に「篠田みなみさんと高田憂希さんっていいコンビだよね!」といったとしても、首を傾げられるのではないだろうかという気さえします(そもそも支配人でない人がこの2人の関係について考えることがあるのだろうかとも思いますが)。
でも、篠田さんの誕生日に、日付が変わるまでLINEでやり取りをしていたとか、篠田さんのミュージカルの初主演時に応援イラストをLINEで送ったとか、ちょっとした、でも仲が良くないとしないだろうなと思わされるエピソードを見たりはするのです。また、これまで紹介したような、ナナシスに関する2人の思いを知ったりすると、「2人の信頼関係はやっぱり強いに違いない!」と(いくぶん安直に)思うのです。中の人に注目し始めたはじめのころ、私はこのように悩んでいました。ナナシスにおける経験の濃密さと、プライベートな情報の少なさ。このずれはどのように捉えればいいのだろうか。。。

「声優さんだってサービス業なんだから、そこは大人になれよ…」という呆れた声が聞こえてきそうです。もちろん、私も、ビジネスパートナーとしての信頼とパーソナルな親交の違いは理解しているつもりなのですが、「プライベートでも遊ぶ」(p.64)とか聞くと、やっぱり期待しちゃうんですよね。これは声優オタクあるあるなのか分かりませんが、「プライベートでも仲がいい」という言葉に(プラスにせよマイナスにせよ)過剰反応するというのは、少なくとも私にとってはよくあることです。「プライベートでも仲がいい」って言ってるけど、この方とこの方が2人でどこどこに行ったって全然見ないよなー。いや、まあそうだよね、客へのサービスみたいなものだよね、思い出してみると、口調もそう言えばちょっとぎこちなかったような気がするな、まあ、これが普通だよねーって勝手にほんの少し落ち込むのです(あくまでほんの少しですが)。
ましてや、中の人ハルムスには、キャラクターのハルムスを少し重ねて見ちゃう部分ができてしまうので、できれば中の人も仲がいいといいなあ…なんて思ってしまうくらいはご理解いただけると嬉しいです。

とにかく、お二人の仲について、ああでもないこうでもないと考えていた時に、次のような話をツイッターで見ました。
とある声優さんお二人についてのエピソードなのですが、某アイドルコンテンツで同じユニットに所属する2人の声優さんは、ほとんどLINEのやりとりをしないそうです。それを知って、「もしかして2人はあまり仲が良くないのだろうか」とそのお二人のファンは少し不安に思うのですが、それに対して、彼らは次のように続けたそうです。「○○とはほとんど毎日会うから、LINEのやりとりをする必要がないんだよ」
また、これは声優さんとはあまり関係ない私の友人の話なのですが、彼曰く、「自分はバイトが終わった時に、「ばおわ」(バイト終わりの略)ってツイートするけど、「ばおわ」ってツイートをしなくなった時が本当にバイトに馴染んだってことになるんだろうな」、つまり、何かをしてもいちいちツイッターで報告しなくなった時、それは意識に上らないほど当たり前になった、ということを示しているのではないだろうかと言ったわけです。

会って話すのが普通ならLINEでのやりとりはいらないし、LINEで話すのが普通ならツイッターでやりとりする必要はない…お二人のツイッターでのプライベートなやりとりの少なさは、もしかしたらLINEでの日常的なやりとりの多さに起因するものなのかもしれないと、この声優さんたちのエピソードを聞いた時に思いました(もちろん、ツイッターやネットが大好きな人もいるので、一概には言えないわけですが。でも、お二人に関しては、2015年にはちょこちょこあったそういうツイートが、2017年以降にはほとんどないというのは1つ言えるかもしれないです)。でも、おそらくそれを検証する機会はないでしょうし、たま~にツイッターに投稿される断片的な情報をもとに、勝手な期待と妄想を膨らませることくらいしかできません。一難去ってまた一難。信頼関係が存在する可能性はあるのかもしれないけど、それがあると明確に言うことがとても難しい。このエピソードみたいに、ご本人が話してくれるとは限りません。LINEは基本的に閉じられたSNSです。それをファンが知ることはまずほとんどないので、私はそれにやきもきするしかない。発せられる言葉の何気ない端々からこぼれて、その場に居合わせた人が「えっ?さらっと流れたけど今のどういうこと…?」と驚き、内容を吟味して尊みを噛み締めるのだ…
ここまで考えた時に、はっと気がつきました。これって、キャラクターのハルムスと同じではないだろうか、と。


エピソードで切り取られるのはドラマティックな一場面であって、毎日繰り返される地味なレッスンだとか、他愛ない会話は、エピソードには入りません。私はエピソードでのハルムスが少ないと不満を言いましたが、もしかしたら、中の人がそうである(と私が勝手に期待している)のと同じように、あまりにも日常化されてしまって、目立つ場所にないのではないだろうか。例えば、レッスンをする時の買い出しに行くのはハルとムスビの役目になっているだとか、777で会議をする時に、ムスビの席はハルの隣にあるとか。ハルの毎日の掃除に1番付き合っているのはムスビだとか。そういうこまごました、日常的なところにハルムスはあるんじゃないか…?
自明視された関係に目を向けることは難しいです。わざわざ言及されないからです。それは、「ある」程度が高すぎるために「ない」のと同じだと勘違いされてしまいます。某人気ラノベの某ヒロインは「空気」と陰口を叩かれていますが、空気がなくなれば生きていけないことにはなかなか気づくことができません。
そういう風に考えると、供給が少ないというのは、必ずしも悪いことばかりではないのではないのかもしれません。関係が「ない」と考えるには、積み重なってきたものが大きすぎる。ならば、当然のように受容してきたものの中にこそ、実はすごいものが眠っていると考えた方がいいのかもしれない。エピソードへの態度を少し改める必要があると思いました。キャラクター以上に情報が限定されている中の人ハルムスを考えていくことで、キャラクターハルムスにも通じる考えの一端を見いだせたような気がします。

 

 

 3つ目は少し自分の趣味というか意見がかなり強く出てしまいましたが、これも自分の思う魅力の1つなので、ご勘弁いただければと思います。
 本当はだーみな(普段はだーみなとかゆっきーとか呼んでいるんですが、紹介文ではさすがに自重しました)が気を許した相手にだけ甘える話とか、LINE LIVEでのハグと3rdでのハグは意味が違っててエモみがやばいとか、だーみなが初めて作ったバレンタインチョコを受け取ったのはゆっきーだったとかそういう話もしたかった(個人的に尊みが極限値をマークしたのは「ハロウィン衣装一致事件」です、「ボイスチャンネル」と「お渡し会」でチェックだ!)のですが、さすがにキモオタ感とCP厨感、あと声豚感が強すぎるのではないかと思ってやめておきました。とりあえずこういうワードが気になった方はお二人のツイッターを見てください。沼はいつでもあなたを待っています。
 記述は、基本はソースを読んだり聞いたりしながらおこなったのですが、頓珍漢なことを言っている可能性も十分あります。何かあればご指摘いただければと思います。
 あと、最後に、公式供給が少なくても悲しいことばかりではないと言いましたが、普通に公式供給欲しいので(え?)、こんなやせ我慢丸出しの悟ったような私を煩悩で溺れさせるくらいの公式供給をください。とりあえずだーみなとゆっきーは2人でラジオしてほしいな。ハルムスは777合わせでウエディングドレスのカードを作ってほしい。ジューンブライドもできたし、期待しています(茂木さんの考え的に、だいぶ後になるかもしれないけど)。
 中の人ハルムスは、先ほど軽く触れましたが、ぶっちゃけ、支配人とぼか旦那・女将さんくらいにしか知られていない、かなりマイナーなコンビだと思います。それにも関わらず、「えっ、これ仕込みでやってるんじゃなくて、偶然こうなったの…?」と驚愕するようなネタがガンガン放り込まれます。神に愛されすぎている。
 『COMPLETE MUSIC FILE』以外の具体例はあまりあげなかったので、本当にそうなのかと疑う方もいるかもしれませんが、そういう方はぜひご自身の眼で確かめてみてください。まずは何度か紹介したこの辺りを。

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「Tokyo 7th シスターズ」春日部ハル役・篠田みなみ&天堂寺ムスビ役・高田憂希&茂木伸太郎総監督スペシャル鼎談! – リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

 

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 篠田みなみさん、高田憂希さん、ご両名のご活躍を、一ファンとして、今後も楽しみにしており